花粉症とは?症状・原因・治療法を解説!

そもそも花粉症とはなに?

花粉症とは、スギやヒノキ、ブタクサなどの植物の花粉が体内に入ることで発症するアレルギー疾患のことです。体の免疫システムが花粉を「異物」として認識し、過剰に反応することでくしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状が引き起こされます。

主な原因となる花粉には、スギやヒノキ、シラカンバ、ハンノキ、イネ、ブタクサ、ヨモギなどが挙げられ、これらの花粉は季節ごとに飛散し、地域によって種類や量が異なります。花粉症は日本では特に春のスギ・ヒノキ花粉シーズンに多くみられますが、秋にはブタクサやヨモギなどが原因となるケースもあります。年々、花粉症の患者数は増加しており、都市部では特に発症しやすい傾向があります。

花粉症になるとこんな症状が!

花粉症の主な症状は以下のようなものです。

  • 鼻の症状:くしゃみ、鼻水、鼻づまり
  • 目の症状:目のかゆみ、充血、涙目
  • 喉や皮膚の症状:喉のイガイガ、咳、皮膚のかゆみ
  • 全身症状:頭痛、倦怠感、集中力の低下

特に鼻づまりや目のかゆみは、日常生活に大きな影響を及ぼし、仕事や学業の妨げになることもあります。さらに重症化すると、睡眠不足や慢性的な疲労、集中力の低下を招くため、早めの対策が重要です。

また、花粉症の症状には個人差があり、同じ花粉に対しても軽い症状の人と、強い反応を示す人がいます。体質や環境によって症状の出方が異なるため、自分に合った対策を見つけることが大切です。

花粉症がつらい!症状を抑える方法

花粉症の症状を軽減するためには、花粉の飛散量が多い時期にしっかりと対策を行うことが重要です。

1. 花粉を避ける
  • 外出時のマスク・メガネの着用:花粉が体内に入るのを防ぎます。
  • 花粉の飛散が多い時間帯の外出を控える:特に午前中や風が強い日は注意。
  • 衣類の選び方:花粉が付着しにくいツルツルした素材の服を着用する。
2. 室内対策
  • 帰宅時は玄関で花粉を払う:家に入る前に服や髪の毛についた花粉を払い落とす。
  • こまめな掃除:空気清浄機を活用し、床や家具のホコリをこまめに掃除する。
  • 換気の工夫:窓を開ける際は花粉が少ない時間帯を選ぶ。レースカーテンなどを活用して花粉の侵入を防ぐ。
3. 食生活と体調管理
  • 免疫力を高める食品の摂取:乳酸菌やビタミンCを多く含む食品(ヨーグルト、緑黄色野菜、柑橘類)を意識的に摂取する。
  • 適度な運動と十分な睡眠:ストレスを減らし、免疫バランスを整える。

花粉症を治療する方法はある?

花粉症の治療には、薬物療法やアレルゲン免疫療法などがあります。

1. 薬物療法
  • 経口薬:第2世代抗ヒスタミン薬、鼻づまりが強い場合は抗ロイコトリエン薬併用など
  • 点鼻薬:鼻噴霧用局所ステロイド薬
  • 点眼薬:抗ヒスタミン点眼薬(ステロイド点眼は定期的な眼科受診が必要です)
2. アレルゲン免疫療法(舌下免疫療法)
  • アレルゲンを少しずつ体に慣らすことで、体の過剰な反応を抑える治療法。
  • 数年かかるが、根本的な体質改善が期待できる。
  • 現在、スギとダニのアレルゲンに対してのみ対応。
3. レーザー治療
  • 鼻粘膜をレーザーで焼き、花粉による過剰反応を抑える。
  • 短期間で効果が期待できるが、持続期間は個人差がある。

花粉症に関するよくある質問

ここまで花粉症の原因や症状、対処法などについて紹介してきました。ここからは実際に診察室でよく聞かれる花粉症に関する質問にお答えしながら解説します。

Q1. 花粉症は突然発症することがありますか?

A1. はい、花粉症はある日突然発症することがあります。花粉に対するアレルギー反応は体内で徐々に蓄積され、一定のレベルを超えると症状が現れるため、今まで問題がなかった方でも突然花粉症になる可能性があります。

Q2. 花粉症の症状が風邪と似ていますが、違いはありますか?

A2. 花粉症と風邪は症状が似ていますが、いくつかの違いがあります。花粉症は長期間続くくしゃみや鼻水、目のかゆみが特徴で、発熱を伴うことはほとんどありません。一方、風邪は数日間で症状が変化し、発熱や喉の痛みがあることが多いです。

Q3. 花粉症の薬はいつから飲めばいいですか?

A3. 花粉飛散開始日直前から、もしくは少しでも症状を自覚した日から服用を開始することで、症状の悪化を防ぐことができます。特に、毎年症状が出る方は早めに対策を始めると効果的です。

Q4. 花粉症を完全に治す方法はありますか?

A4. 現在のところ、花粉症を完全に治す確実な方法はありません。しかし、アレルゲン免疫療法(舌下免疫療法)を受けることで、症状を大幅に軽減できる可能性があります。この治療法は長期間の継続が必要ですが、根本的な体質改善が期待できます。

Q5. 花粉症が悪化しないようにするには?

A5. 花粉を避ける対策(マスク・メガネの着用、室内清掃)をしっかり行い、きちんと治療することが大切です。規則正しい生活や食生活を心がけましょう。

まとめ

花粉症は多くの人が悩むアレルギー疾患ですが、適切な対策や治療を行うことで症状を軽減できます。マスクやメガネの着用、生活習慣の改善、医療機関での治療を組み合わせながら、花粉シーズンを少しでも快適に乗り切りましょう!

参考資料